患者さまの権利を尊重し、心の通った医療を実践します

初期臨床研修医

初期臨床研修医

初期臨床研修プログラム(平成25年度採用)

臨床研修教育責任者:吉 田 博(企業長)

プログラムの目的と特徴

目的 研修において基礎的診断・治療の技術と臨床医としての幅広い臨床能力を養い、病める人の全体像を捉えて全人的に診る能力をつけ、プライマリーケアを実践できる能力を習得する。
併せて温かい人間性と広い社会性を身につけ、高い倫理観と豊かな人間性を有し、地域社会発展に貢献できる医師となる。
特徴 地元医師会が参加する勉強会・講演会・オープンシステムに参加するため、地域に密着した研修プログラムです。
指導医がマンツーマン体制で指導します。
当直は、指導医のもと夜間救急外来で診療を行なうため、必修科目以外にも数多くの症例に触れる機会があります。
研修医である時期にしか学べない技術を習得し、充実した研修を積むことができます。

プログラム参加施設

久留米大学病院 : 麻酔科(1098床)
筑水会病院 : 地域医療(精神科、神経科 284床)
柳病院   : 地域医療(131床 柳育会訪問看護ステーションにて在宅療養も経験できます。)
福岡県内の保健所等

研修の期間割

研修例
初年度
4月 消化器内科
5月 消化器内科
6月 心臓・血管内科
7月 心臓・血管内科
8月 腎臓内科
9月 腎臓内科
10月 内分泌代謝内科
11月 内分泌代謝内科
12月 救急部門
1月 救急部門
2月 選択科
3月 選択科

2年度
4月 地域医療
5月 選択必修科1
6月 選択必修科1
7月 選択必修科2
8月 選択必修科2
9月 救急部門
10月 選択科
11月 選択科
12月 選択科
1月 選択科
2月 選択科
3月 選択科

研修内容

診療科目 主な研修内容
内科 一般内科の診療技術の修得とともに、消化器、心臓・血管、内分泌・代謝、腎、尿路、血液、神経、アレルギー、自己免疫、感染症、中毒その他について、入院各2例・外来100例以上の患者の診療にあたり、各種の検査を指示し、得られた検査結果を解釈、判定、読影できるよう研修する。
精神科 各種の精神疾患に対する面接技法、薬物の使用法、検査およびコンサルテーションリエゾン精神医学について指導医の指導のもと臨床研修を行う。
小児科 病歴作成、診療、治療および救急処置について、指導医とともに行う。特に小児科医療に最低限必要な採血、採尿、点滴確保、腰椎穿刺等基本的手技を修得する。
外科 外科における基本的診療法、緊急に必要な臨床検査法の選択と解釈、輸血・輸液・外科的手術の実施。
脳神経外科 軽症脳疾患患者を受け持ち意識障害、頭蓋骨内圧亢進、痙攣等に対応、脳血管撮影、MRI、CTスキャン、腰椎穿刺等の検査を実施する。
整形外科 基本的な診療法、臨床検査法、外傷の処置について学び、外来診療、入院患者および手術助手に従事し、個々の疾患を理解できるよう研修する。
皮膚科 日常的な病理組織検査、皮膚貼布試験などの検査・全身療法、局所軟膏療法、外科的療法を修得する。
産婦人科 指導医のもと、外来・病棟診療を行う。一般的な産科処置、正常分娩の取り扱い、ハイリスク妊娠、分娩管理、産科救急疾患などの研修をする。
泌尿器科 泌尿器科における基本的診療法、内視鏡、画像診断、尿流動態、体腔内超音波等諸検査を修得する。尿路閉塞疾患、尿路結石等の疾病像を把握し診断治療の進め方を学ぶ。
眼科 基本的診療法(眼底検査、前眼部の検査)、基本的臨床検査法の解釈と選択(眼圧、眼底検査など)、眼科の救急処置について研修する。
耳鼻咽喉科 基本的診療法(耳鏡、鼻鏡、後鼻鏡、喉頭鏡検査)、基本的検査法(聴力検査・補聴器適合検査・平衡機能検査)、基本的手術、応急処置(鼻出血・呼吸困難)について研修する。
放射線科 各種画像検査法の適応と限界、基本的技法と読影、放射線治療適応の理解と治療の実際(治療計画含む)について研修する。
救命・麻酔科 麻酔の実際と実技、各種麻酔法、術中使用の各種モニターの解説と実技、周術期管理について学ぶ。救急処置対応(一次、二次)について研修。
病理検査科 病理臨床検査の重要性を理解し、病理解剖や手術材料の病理検索を通じて、実態を把握し疾患を立体的に総括できる能力を養成する。

平成25年度初期臨床研修医募集概要

        
募集要項 応募資格 平成25年度医師免許取得予定者、及び医師免許取得後2年未満の者
採用予定人員 4名(マッチングによる募集)
研修期間 平成25年4月から平成27年3月
応募期間 平成24年5月1日から平成24年8月7日まで
出願書類 履歴書、卒業見込証明書または医師免許証の写し、成績証明書、健康診断書
試験実施日 第1回:平成24年8月14日(火)。開始時間等の詳細は応募者に直接ご連絡いたします。
選考方法 書類選考及び面接試験
採用 医師臨床研修マッチング協議会が主催する日本臨床研修マッチングプログラムにより決定いたします。
病院見学 随時受付けていますので、お気軽に申し出ください。心よりお待ちしております。(下記「お問い合わせ先」へご連絡ください。)
処遇 身分 地方公務員(常勤嘱託医師)
研修時間

休暇
勤務時間平日 午前8:30〜17:00 土曜日 午前8:30〜12:30(隔週)
※但し、受け持ち患者さんの病状によっては時間外に勤務させることがあります。
休暇 年末年始休暇(12月29日〜1月3日)、夏季厚生休暇(5日間)、年次有給休暇(1年次10日間、2年次11日間)
給与 ・1年次 月額320,000円(通勤手当、時間外勤務手当、緊急呼出し手当、宿日直手当等別途支給)
6月、12月に期末手当(ボーナス)支給
※年収額 約4,800,000円(各種手当を含む)
・2年次 月額340,000円(通勤手当、時間外勤務手当、緊急呼出し手当、宿日直手当等別途支給)
6月、12月に期末手当(ボーナス)支給
※年収額 約5,100,000円(各種手当を含む)
住居 病院付近に宿舎を準備
(2LDK又は3LDK。水道及び電気代は10,000円程度の自己負担となります。)
社会保障 社会保険、厚生年金、雇用保険、労災保険に加入いたします。
健康管理 年2回の健康診断を実施いたします。
外部の研修活動 学会、研究会などへ参加することができます。
参加費用及び旅費については病院が負担します。
その他 当院に引き続き3年目以降の研修に進むことができます。
採用は面接により決定いたします。
お問い合わせ先 公立八女総合病院総務課辻または角
tel(0943)23-4131(内線2030)fax(0943)22-3185
designmail_07.gif

研修責任者から研修医希望者へ一言

八女地域10万人の医療を担う中核病院として、外来・入院・救急医療に多数の患者の診療を扱っており、地域医師会に病床を開放した地域密着型病院です。雑用が無く、研修に集中できる環境のなかで、多くの症例を診る機会に恵まれており、初期研修の場としては最適です。各種学会の認定施設であり、専門医資格を目指すことができます。効率の良い臨床教育ができるよう、指導医をはじめ援助を行います。

研修医の出身校 : 久留米大学、九州大学、熊本大学、広島大学、福岡大学、杏林大学、金沢医科大学等

研修修了後の進路 : 久留米大学病院、福岡大学病院、神戸赤十字病院兵庫県災害医療センター、仙台医療センター仙台オープン病院、山口県立総合医療センター、東京女子医科大学病院、医療法人杏和会阪南病院等

巣立った研修医の1年修了次のコメントです

研修医 後藤 雄輔(平成21年3月 研修修了)

 当院で研修を開始して、はや1年が経過しました。当初は何もかもが初めての事で戸惑いました。当院は八女地域の中核病院として地域医療を担っているため、多くの患者さんが受診されます。また、2次救急病院として救急車で来院された患者さんの初期対応も数多く、研修医としては数多くの経験を積むことができると感じています。
 外来診療や救急車の対応に関しては、目の前の患者さんに対する接し方から症状から鑑別すべき疾患、検査の選択、治療に至るまで自分で考え判断することが求められます。そこには、常に指導医の共診があり、適切な指導の下で医療に従事できています。全ての科の先生や医療スタッフの方々が皆温かく熱心に研修医の教育をしていただいています。
この地域の患者さんは穏やかな方が多く、病気に関する症状や悩みを時間をかけて話していただけます。患者さんは病気や人生について色々なことを教えてくださる先生であることも間違いありません。
 当院の初期研修の特徴としては外来診療に携わる機会が多い点にあると思います。診療科によっては外来新患の病歴聴取や診察、検査オーダーなどの初期診療を任されることが多く、その際も診療内容について上級医から指導を受けます。慣れてくると診察、検査オーダー、診断、処方まで任されるようになります。指導医の指示に従い行動するという立場から、自分で考えて行動した内容を指導医がチェックするというスタイルに変わっていき、成長を実感することができます。
 当院の夜間・休日の当直業務は救急外来当直のため、自主来院の患者さんの対応や救急車対応が主な業務となります。救急外来では、診療科に関係なく患者対応するため、ローテートしない科の患者さんも診察することができ、対応に慣れていきます。当院の規模ではすべての医師が身近な存在であるため、院内での紹介やコンサルトが非常にスムーズです。救急外来で診療した患者さんの対処について、求めれば翌日には細かいフィードバックを得ることができます。
 当院での外来研修は非常に恵まれた環境下で行われていると実感しています。1年間を過ごし、外来診療や救急車対応に少し落ち着きがでてきたと感じています。
 当院での研修に大きく影響しているもののひとつに電子カルテシステムの存在があります。電子カルテにより、患者さんのカルテを院内のどこからでも見ることができ、オーダーができることにより事務処理業務が軽減しています。また、同一患者のカルテを異なる場所で同時に開けるため、他の先生へのコンサルテーションが非常にスムーズです。また、画像診断へのアクセスが各パソコンから容易にでき、画像を眺める機会が非常に多いです。これが研修医の画像診断能力の向上につながるのではないかと期待しています。
 病棟業務に関しては、診療科にもよりますが、直接の指導医が診療科の医長の先生であることが多いです。臨床経験・指導経験が豊富な先生方とペアになって入院患者さんを担当するのは非常に勉強になります。当院の医師は教育熱心な方ばかりですので、研修医としては安心して身を任せ、大胆に行動することができます。
 当院では、外科系は手術数が多く、大手術も日常的に行われています。そこに研修医は第二助手として参加します。術野が近く、色んな経験をさせてもらえます。内科系は症例数が豊富であり、稀な疾患に遭遇することは珍しくありません。ベテランの先生方が「八女には面白い(勉強になる)症例が沢山ある」と口を揃えて言われます。患者さんあっての初期研修ですし、その症例が豊富であることは研修に良い影響を与えるのではないかと期待しています。
 私は、診療科の壁のない医局の雰囲気、スタッフ間の壁のない病院の雰囲気が大好きです。できればこの雰囲気を多くの学生の方々に見ていただきたいと思っています。病院の雰囲気や機能については実際に目にしないと分からないことが多いと思います。興味をお持ちになった方は気軽に見学に来ていただければ幸いです。


研修医 元津 倫幸(平成22年3月 研修修了)

 当院は八女・筑後地域の中核病院として、ほぼ全ての疾患に対応できる診療科がそろっております。平成21年度は救急病棟が平成22年度には緩和ケア病院も稼働する予定です。全身を診察できる医師になりたいと思っている私にとって、理想の研修生活を送れていると感じています。
 1年目は内科、外科、麻酔科をローテートし、いずれの科でも熱心な指導をしていただきました。内科は一般内科(主に消化器)、呼吸器内科、循環器内科、腎臓内科をローテートしました。どの科に進んでも必要な知識や手技を各科医長から直接教えていただく機会も多く、「おいしい」研修ができたと感じています。麻酔科では緊急時の対応や手技を丁寧に教えていただき、病棟や外来での緊急事態にも冷静に対応できるようになったと感じています。外科は症例数が多く、ほぼ毎日手術に参加させていただきました。第2助手(時には第1助手)として入ることが多く、術野が全く見えないということはありません。忙しかったですが、毎日が充実していました。各科ともに仲が良く〔飲み会の出席率はほぼ100%です(笑))、内科にいながら、他科の指導医から指導を受けることも多かったです。コメディカルスタッフも優しく、気さくな方ばかりで、気軽に相談できますし、検査室に足を運んではエコーなどの手技を教えていただきました。学術活動もさかんで、学会への参加は病院にバックアップしていただき、発表もさせていただきました。毎月CPCや勉強会が行われており、図書館も充実しているため勉強する環境も整っております。


研修医 財前 圭晃(平成23年3月 研修修了)

 つい先日医師免許の交付を受けたと思っておりましたが、早いものでもう1年が過ぎてしまいました。八女市ならびに近隣の皆様に、少しでもお役に立てるようにと研鑽を続けておりましたが、本当にあっという間の1年でした。
 当院の研修では、自分で診断をつける能力を重点的にトレーニングできると私は考えています。この1年間、学会指導医に認定されておられる各科医長の先生から直接熱心な指導をいただき、外来や当直業務にてそれらを活用できたのは大きな経験でした。特に当直で時間外外来を担当させて頂くことにより、本当に多くの患者さんを診察する機会をいただけたと思います。また、当院は八女地区の基幹病院としての位置づけばかりではなく各種学会等に認定された拠点病院でもありますので、悪性疾患など重篤な疾患の患者さんも多数診察させていただきました。本当にこの1年間、多様な症例を経験させていただけたと思います。
 また、多様な検査、治療手技を経験できるのも研修病院としての当院の魅力だと思います。内科では超音波検査などの一般的な検査を多数経験させていただいた他、内視鏡的胆管膵管造影や心臓カテーテル検査なども多数行われております。肝動注化学療法や冠動脈ステント留置術などの治療手技も豊富で、多様な経験が積める環境が整っています。外科では様々な消化器外科の手技を中心に、呼吸器外科手術や血管外科手術などにも触れる機会をいただきました。病床数に比べ、実に豊富な手術症例が行われていると思います。
 この1年、公立八女総合病院ならではの経験を多数積ませていただきましたが、まだまだ若輩者であり至らぬ点も多々ございます。近隣の患者さんならびに先生方にはご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、1年間引き続きご指導の程宜しくお願い申しあげます。


研修医 妻鳥 敬一郎(平成23年3月 研修修了)

 当院は八女地方を支える地域中核病院であり、カバーしている診療圏人口は10万人とも言われています。病床数330と決して大きくはありませんが、充実した診療科が揃っており、50数名の医師が一丸となって診療に取り組んでいます。
 私は医学部6年生の春に病院見学にやってきて、こんな働きやすそうな病院があったのかという印象を受けたのを覚えています。研修医2年目を迎え、当院で貴重な2年間の研修生活を過ごす道を選んだことは間違っていなかったと改めて思いました。
 当院で研修して良かったと思う点はいくつもありますが、一番良かったと思うのは夜間救急に慣れることができた点です。軽症から重症まで様々な症例を経験することができ、「この人は今日は家に帰しても大丈夫だろう」「入院させて様子を見た方が良さそう」「直ぐに大学病院に搬送しよう!」と経験豊富な指導医とともに検討することができました。病院の規模が大きすぎず、他科に相談しやすいという点もこの病院の良いところだと思います。
 他科にも経験豊富な指導医からの直接の指導を受ける機会に恵まれていたことや、最新の電子カルテが導入されており、不要な雑務に追われることなく、スピーディーな情報の閲覧、検査・処方のオーダーが可能な労働環境、ベッドや個人の机が完備されている居心地の良い研修医室など良かったと思う点はたくさんありました。
 ここでの経験はこれから続く長い医師生活において貴重な財産になってくれることでしょう。あと1年間の研修医期間を大切に過ごしていきたいと思います。





ページトップへ