患者さまの権利を尊重し、心の通った医療を実践します

診療放射線科

CT検査

検査方法

CT検査とは、患者さんが検査台の上に寝た状態でCT装置の中心にある大きな穴を前後しながら、X線を照射し体の内部を精密に調べる検査です。

CTとはComputed Tomographyの略称で、撮影により得られたデータをコンピュータで処理し断層像を作成することができます。また、必要に応じて造影剤というお薬を使いながら精密な検査をすることがあります。胸部の検査や腹部の検査では息を止めて頂く場合があります。


検査所要時間(目安)

頭部検査:約10分
胸部検査:約15分
腹部検査:約25分

検査の種類

  1. 単純CT検査:造影剤という薬を使用しないで撮影する検査です。
  2. 造影CT検査:造影剤という薬を静脈注射して撮影する検査です。

造影剤は、検査をする部位(臓器)をより詳しく調べる目的で使用するお薬です。
造影剤の投与は検査専門の看護師によって行われます。副作用は、極めて少ない薬ですが検査中に万一、気分が悪くなった場合は必ずお知らせください。当院では副作用に迅速に対応するための薬剤を検査室に常備しており、また検査室隣りに放射線科医師も常駐しております。安心して検査をお受け下さい。

稼働中の検査装置

当院で稼働中のCT装置は、短時間に広範囲で高鮮鋭で精密な画像の収集が可能で、息を止めていることが困難な患者さんや小児の方にも安心して検査を受けて頂くことができます。成人の胸部から骨盤下縁までの範囲を最短約9秒で撮影することができます。さらに、通常の検査で得られたデータを細分化することが可能で、再度精密検査を追加する必要が少なくなっています。また、多彩な画像処理ソフトの導入で、心臓・血管・消化管・歯科領域にまで検査の領域を拡大しています。

■Revolution HD(GE Healthcare製:2016年2月設置)
radiation04_photo.jpg
  • 1スキャン最短0.35秒
  • 64列マルチスライスヘリカルCT装置
  • 主な検査:冠動脈CT・CT colonography・Dual Energy CT・その他特殊検査
  • 逐次近似法の画像再構成により空間分解能の向上と被ばく低減が可能

■Optima CT660 Pro(GE Healthcare製:2011年3月設置)
radiation04_photo04.jpg.JPG
  • 1スキャン最短0.35秒
  • 64列マルチスライスヘリカルCT装置
  • 主な検査:CT下生検・冠動脈CT・その他全般
  • 逐次近似法を応用した画像再構成法(AsiR)により空間分解能の向上と被ばく低減が可能

CT検査の特長と欠点

■特長
  1. 痛みなどの苦痛がありません。(通常の胸部のエックス検査と同じです。)
  2. 連続して画像の収集ができるため病変の見落としが少ない検査です。得られる画像は基本的に環状断 (輪切り) となり、最も薄い撮影スライス厚は0.625mmです。
  3. ヨード造影剤の併用と短時間撮影により病巣への集積・血管の走行など従来装置より多くの情報をもった画像を得ることができます。
  4. CT画像を画像処理装置で処理することで、三次元画像や管腔構造物の描出が可能です。
radiation04_photo017.jpg
腎結石解析(Dual Energy)
radiation04_photo18.jpg
仮想注腸画像(CT colonography)
radiation04_photo19.jpg
仮想注腸画像+腹部血管三次元画像

radiation04_photo08.jpg radiation04_photo09.jpg radiation04_photo10.jpg

■欠点
  1. エックス線による被ばくがあります。当院では患者さんの体型に合わせて撮影X線量を決定する管電流自動制御機能を搭載した装置を使用していますので、患者さんには不要な被ばくは与えておりません。また、ICRP Publication87に準拠した撮影線量をあらかじめ装置にプログラムすることで国際的基準にも充分適合した検査を実施しております。
  2. 腹部などの検査では造影剤というお薬を用いることがあり、ヨード過敏症の患者さんや腎機能低下の患者さん、妊産婦・授乳中の方には基本的に検査ができない場合があります。当院では事前の問診票や同意書の作成により、充分なご説明とご理解を得られるようにしております。
  3. 最近では、植え込み型心臓ぺースメーカ等におけるCT装置との相互作用が確認されております。 現象としては、C-MOS回路を使用した植え込み型心臓ぺースメーカに連続的にエックス線が4秒以上照射された場合、電気的リセットなどが起きる可能性があります。
    また、C-MOS回路を使用した植え込み型除細動器(ICD)にエックス線が連続的に照射されると、適切な治療の一時的な抑制または不適切な頻脈治療を行う可能性があります。
    ぺースメーカーもしくはICDを装着されている方はその旨を担当者に伝えていただき、品番確認のためぺースメーカー手帳をご提示ください。 詳細は、ぺースメーカ協議会のサイトをご参照ください。
    ぺースメーカ協議会

CT検査を受ける上でのご注意

■服装等について
  1. 貴金属類は検査の妨げになる場合がありますので、なるべく身につけないようにして下さい。
  2. 撮影部位に金具や湿布等余計な物があると診断に差し支えがありますので、撮影前には着替えてもらう場合があります。
  3. 服用中のお薬は、医師から指示がない限り通常通り服用して下さい。
■検査について
  1. 検査中は,ベッドに仰向けに寝て,体の力を抜いてリラックスしてください。
  2. 検査時間は,部位によって異なりますが、約10〜25分程度です。
  3. 検査中は、可能な限り体を動かさない様お願いいたします。撮影台が前後しますので非常に危険です。
  4. 検査中は検査担当者がテレビモニターで観察しており、マイクを通していつでも会話ができますのでご安心下さい。
■検査終了後について
  1. 食事は普通におとり下さい。
  2. 普段どおりの生活を送ってください。
  3. 検査結果は主治医が説明いたします。指定された日時に来院ください。

造影CT検査をお受けになる患者さんへ

■次に該当する方は必ず事前にお知らせ下さい
  1. 過去に造影剤を使用した検査を受けたことがあり、その際に気分が悪くなられた方
  2. アレルギー(気管支喘息、花粉症、食物、薬などによる蕁麻疹、アトピー体質)がある方
  3. 心臓病、肝臓病、腎臓病、糖尿病、甲状腺などの病気がある方
  4. 妊娠、または妊娠の可能性がある方
■当日のお食事について
  1. 午前に検査を受ける方は、朝食をとらないで下さい。
  2. 午後に検査を受ける方は、昼食をとらないで下さい。

水やお茶などの水分はお飲みいただけます。ただし、医師により水分摂取の制限がある場合は除きます。

■造影検査後について
  1. 造影剤は尿として排泄されます。排泄を促進させるため、水分(お茶、水、ジュース等)を多めにおとりください。なお、水分を制限されている方はお知らせください。
  2. 数時間から数日後に、頭痛、吐き気、かゆみ、蕁麻疹などの症状があらわれることがあります。なにか症状がみられましたら遠慮なくご連絡ください。

以上、ご理解とご協力をお願い致します。
なお、わからない事や不安な事があれば、主治医、看護師またはCT担当の放射線技師にお尋ねください。




ページトップへ